中古の商品を買い取ったり、売ったりしている場所と言えば、中古の買取店、リサイクルショップの他に質屋というのも思い浮かぶと思います。
質屋も買取店もどちらも中古品や不用品を買い取ってくれるということは一緒ですが、その他にも違いがありますので、質屋と買取店を比較していきましょう。
質屋はお金を借りられるというのが、買取店と質屋の最大の違いになってくると思います。
買取店ではお金を借りることは、当然できません。
品物を担保にお金を借りる
お金の貸し借りは、法律で制限されていて、多くの認可などが必要になってきますので、買取店が「明日から質屋に変更してお金貸します」と言っても、簡単にはできません。
質屋では、品物を担保にお金を借りることができます。
その代わり、質屋を営業するには、法律に基づいて厳しい審査を受けなくてはなりません。
今、「担保に」と書きましたが、これこそが質屋の最大の特徴になってくると思います。
担保ということは、お金を返すことができれば、自分の元に帰ってくるのです。
質屋に預けるという形を取るわけですね。
もちろん、返せなければ、お金を帰ってこず、その物は店頭に並ぶことになりますが、期日までに返すことができたら、それはまた自分の手元にと、帰ってくるのです。
逆に言えば、返さなくても、自分の借金にはならないのです。
消費者金融とは違う貸し方
その点においては、消費者金融などとは違い安心してお金を借りることができると思います。
また、保管料などを払えば返済を遅らせてもらうこともできますし、借金ではなく、物を預けているだけですので、会社や家族に知られることも有りません。
買取店、リサイクルショップが物を買い取ってくれる所とするならば、質屋は、物を担保にしてお金を借りることができる場所という位置づけになると思います。
そう考えると、全くの不用品でしたら、リサイクルショップや買取店などに持って行って、処分するのがいいかもしれませんが、その時の生活費や急な出費で現金を作らなくてならなくなった場合には、リサイクルショップや普通の買取店よりも、質屋に持って行って、査定してもらい、現金を作り、次の給料が出たら返したりするのが、いいのではないかと思いす。
消費者金融やリサイクルショップや普通の買取店などを利用するよりも、実は質屋の方が、用途によっては、もっと気軽に利用できる場所なのかもしれませんね。